天才アートKYOTO – NPO法人 障碍者芸術推進研究機構

天才アートKYOTO –  NPO法人 障碍者芸術推進研究機構
石原ひろ子
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天才アートKYOTOについて

– about us –

設立10周年を迎えて、通称《天才アート ミュージアム》を《天才アートKYOTO》 にあらためました

歴史都市KYOTO に根ざすこと、国際都市KYOTO から世界へ発信すること──
かわらぬ当機構のおもいを込めました。

目的・趣意

今日,世界的に専門家や関係者の間でまた少数の市民の間でも,障碍のある人の表現能力,特に美術的な内容について注目されるようになってきました。そして作品としての価値やクリエイターとしての能力についても評価が高まっており,日本でも各地で先進的な取組が進んでいます。

京都においても,いくつかの福祉施設などで取組が進められていますが,まだまだ少数で,結果として多くの才能が埋もれています。また,養護学校や総合支援学校卒業後,制作の場がなく断念せざるを得ない状況にあります。

当機構は,こうした表現・制作に興味関心・能力のある人たちが,伸び伸びと活動に打ち込める場を恒常的に確保し,その作品などの展示と,創作過程や作品の評価研究・デザイン活用研究などを行うことを目的とします。さらに,それらの成果の公開を通して,障碍のある人が持つ高い創造力とその芸術性の社会的認知を高め,広く世界の芸術の発展にも寄与することを目的とします。

そしてこうした事業を通して,障碍のある人の多様な余暇活動や,作品の販売・デザイン化による本人の能力を生かした新たな就労形態のあり方を開発し,より豊かな自立と社会参加の形によるノーマリゼーション社会の実現を目指します。 (定款第3条の「目的」より)

特定非営利活動法人 障碍者芸術推進研究機構
役員の氏名 理事長 角谷 和好(京都精華大学デザイン学部 講師)
副理事長 大野木 啓人(京都造形芸術大学 芸術学部 教授)
副理事長 重光 豊(元京都市立総合支援学校長) 
理事北波 博(元京都精華大学特任教授・元京都市立中学校長)
理事藤澤 三佳(京都芸術大学教授)
理事下嶋 篤(同志社大学文化情報学部教授)          
理事富田千果子(書道家・京都市立総合支援学校運営協議会委員)
理事松田淳一(日本画家・京都嵯峨芸術大学講師・ジャルダン美術研究所講師)
理 事 浅野理々(元京都市教育委員会主任指導主事・元京都市立総合支援学校副教頭)
きたアトリエ所在地 〒603-8226 京都府京都市北区紫野西舟岡町2
Tel 075-334-5180 Fax 075-334-5180
URL http://tensai-art.kyoto/  Email info@tensai-art.kyoto
[関連ページ]きたアトリエについて

当機構設立の経緯

昭和53年,京都市立養護学校,小・中学校特殊学級の児童生徒の合同作品展『小さな巨匠展』が開催されました。平成7年には,京都の障碍者施設の利用者,障碍のある市民等の作品の展覧会として『京都とっておきの芸術祭』が開催されました。いずれも京都市立美術館を会場として今日まで継続しています。

京都においては,これらを嚆矢として障碍のある児童生徒・市民の美術活動の作品を一同に展観する場が早くから設けられていましたが,それぞれ年一回の開催であり,相互のつながりや連携もなく,興味関心や才能のある人を組織的に養成したり,場の保障をしたりする仕組みもなかったといえます。しかし,近年市内の障碍者福祉施設において余暇活動等の一環として,美術「制作活動」に注力するところも少しずつ増えています。

また,京都市立の総合支援学校においては,『コミュニテイースクール』の事業の中で,平成18年より学校運営委員やPTAが主体となって,障碍のある児童の放課後活動として「制作活動」を地域の小学校などで開始しました。さらに同20年には文部科学省の委託研究を受けて,教育課程に「外部の美術の専門家を活用した制作活動」の時間が設けられました。

その結果,これらの取組の中で,わずか数年にして質の高い作品が生み出されるようになり,児童生徒の隠されていた能力がどんどん開花していく状況が生まれています。またこれにより,保護者,教員が障碍のある児童生徒の美術表現能力を見直すきっかけとなりました。さらに,美術の専門家も障碍のある人の表現能力や作品の価値に気づくきっかけともなり,その知られざる能力に瞠目するようになりました。そして,平成21年3月~5月と同23年2月~3月に,「作品展」を京都国際マンガミュージアムにおいて開催し,大きな反響を呼びました。

こうした取組を通じて,保護者,教育・福祉関係者や美術の専門家が,障碍のある人の表現能力や作品の価値に気づくこととなり,その知られざる能力に瞠目するようになりました。そして,学齢期より生涯にわたり、継続して制作活動のできる場の確保や作品の芸術的評価やデザイン化活用等の支援と,そのために必要な様々な事業や取組を推進・研究することを目的としてNPO法人の設立準備を進め,同23年8月に設立・認可に至りました。

主な事業・活動内容

上記の目的を実現するために,次のような活動と事業を進めます。

  1. 芸術活動の場の提供と制作環境の整備と支援,特別支援学校や就労福祉施設との連携
  2. 作品の収集と保存並びにデジタル画像の記録と作家別データベースの構築
  3. 作品の公開・展示による芸術的価値の評価・理解の促進と,生み出された作品について,
    ①作品原画の販売代理
    ②作品画像のデザイン活用,並びにそれらを応用した商品制作などのプロデュース
    ③商品化等のための作品等著作権の管理及びライセンス提供 など
  4. 障碍のある人の芸術能力等を活用した新たな就業形態の開発並びに雇用機会の創出
  5. 表現・創作過程の研究を行うために,関連する団体・機関等との共同研究又は受託・委託研究
  6. 障碍者芸術の推進・研究を通じて広く世界の芸術の発展に寄与するための情報提供

事業・活動の実績等

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